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シアトルから千葉へ:AGCバイオロジクス、岡山大学が新治療薬開発に向けてグローバルなパイプラインを活用

米シアトルおよび日本・千葉--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AGCバイオロジクスは、日本の有名な国立大学である岡山大学との新たなサービス契約を締結しました。本プロジェクトでは、米国シアトルにある哺乳類細胞株開発能力と、日本の千葉にあるcGMP基準の哺乳類細胞を用いた製造施設を擁するAGCバイオロジクスのグローバル・ネットワークを活用し、同大学の新たな治療プログラムの開発を推進していきます。

AGCバイオロジクスは本契約に基づき、シアトルにある自社施設で、独自技術である「CHEF1™発現プラットフォーム」を用いた細胞株開発を行います。CHEF1はこれまでに55種類以上の分子の生産実績があり、5つの商業製品の開発に成功しています。その後、2026年の臨床試験に向けたプロセス開発は、千葉にある当社の施設に移管される予定です。

今回のアジアと米国の拠点間の連携は、AGCバイオロジクスが研究機関に対し、早期開発から臨床製造まで、シームレスかつグローバルなプロセスを提供できる体制を示しています。

「本プロジェクトは、シアトルにおける世界トップレベルの細胞株開発技術と、日本国内で提供可能な最先端のcGMP準拠の哺乳類細胞培養製造技術を組み合わせた、当社のグローバルな強みを体現する好例です」と、AGCバイオロジクス千葉工場のゼネラル・マネジャー、禅院進は述べており、次のように続けます。「当社は、グローバル基準の高度な専門性と柔軟性を兼ね備えることで、患者さんに必要な新薬を届けようとする岡山大学のような著名な学術機関を、効果的に支援することができます」

岡山大学は、AGCバイオロジクスの統合されたグローバルネットワークと、日本における独自の地位を評価し、当社をパートナーとして選定しました。千葉施設では、哺乳類細胞培養を基盤とするサービスを提供し、日本および周辺地域の顧客ニーズに応えていきます。

今回のパートナーシップは、AGCバイオロジクスが、複雑な課題の解決や重要な新たな治療法の推進に必要な技術的創造力と専門サービスを提供することで、学術機関や研究機関を支援していくという取り組み姿勢を強調するものです。

AGCバイオロジクスのグローバルなサービスネットワークの詳細については、www.agcbio.com をご覧ください。

AGCバイオロジクスについて

AGCバイオロジクスは、世界をリードするバイオ医薬品開発製造受託機関(CDMO)であり、クライアントやパートナーと二人三脚で取り組みながら、親しみやすく専門性の高いサービスを提供し、最高水準のサービス提供に尽力しています。当社は、哺乳類細胞および微生物由来の治療用タンパク質、プラスミドDNA(pDNA)、メッセンジャーRNA(mRNA)、ウイルスベクター、遺伝子改変細胞の世界水準の開発および製造サービスを提供しています。当社のグローバル・ネットワークは、米国、欧州、アジアに広がっており、シアトル(ワシントン州)、ボルダーおよびロングモント(コロラド州)、コペンハーゲン(デンマーク)、ハイデルベルク(ドイツ)、ミラノ(イタリア)、千葉および横浜(日本)に拠点を展開しています。現在、当社は世界で2,600名以上の従業員を擁しています。AGCバイオロジクスは、AGC株式会社のライフサイエンス事業の一部であり、同事業はバイオ医薬品、先進療法、小分子医薬品原薬、農薬に特化した10を超える施設を運営しています。詳細については、www.agcbio.comをご覧ください。

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AGC Inc. Corporate contact:
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