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スバンテ、二酸化炭素除去プロジェクト開発企業カーボン・アルファを買収

  • 商用規模での炭素除去を加速し、西カナダにおけるCCS/BECCSプロジェクト開発事業を拡大する目的で、スバンテがカーボン・アルファを買収。
  • 今回の買収により、メドーレイク部族評議会と共同で開発してきたノーススターBECCSプロジェクトが追加。耐久性が高く検証可能なCDRクレジットの市場拡大を後押しする狙い。
  • 本取引により、スバンテの統合型カーボンマネジメント・プラットフォームが強化。CO₂貯留の専門性、地域パイプライン、大規模な地質貯留ハブが新たに追加。

カナダ、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/アルバータ州カルガリー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カーボンマネジメント分野のリーダーであるSvante Technologies Inc.(スバンテ)と、カナダのカルガリーに本拠を置くCarbon Alpha Corporation(カーボン・アルファ)は、スバンテがカーボン・アルファおよび関連子会社(Carbon Alpha Development Corp.を含む)を買収し、さらに、North Star Carbon Solutions Corp.およびNorth Star Carbon Solutions Limited Partnershipに関する持分も取得したと発表しました。いずれも西カナダで炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトの開発を手掛けています。本取引により、サスカチュワン州でメドーレイク部族評議会(MLTC)と共同開発してきた、カーボン・アルファの旗艦プロジェクト「ノーススター・バイオエナジー炭素回収・貯留(BECCS)」が、Svante Development Inc.と並んでスバンテの事業ユニットポートフォリオに組み込まれます。

本取引により、スバンテは地質学的CO2貯留に関する専門性をさらに強化。排出源から貯留先まで、CCSのバリューチェーンを構成するあらゆる要素を「建設・保有・運用」まで一貫して担える統合型カーボンマネジメント企業としての体制を一段と整えることになります。スバンテの提供価値は、さまざまな市場セグメントに向けた炭素回収・除去のエンジニアリングソリューションの数々に加え、西カナダにおける主要CO2貯留ハブ資産まで含む形へ広がります。

カーボン・アルファのノーススタープロジェクトでは、既存のMLTCバイオエナジーセンター(林業由来バイオマスのコージェネレーション施設)に、炭素回収・貯留(BECCS)を組み込むことになります。回収した生物起源CO₂を、塩水帯水層の地下深部へ恒久的かつ安全に貯留し、計測・監視を行いながら、高品質で耐久性の高い二酸化炭素除去(CDR)クレジットを作り出していきます。MLTCはサスカチュワン州のファースト・ネーション9つを代表しています。当該BECCS施設をMLTCはスバンテと共同で所有します。さらにカーボン・アルファが新たに開発するCO2パイプラインにより、回収設備はサスカチュワン州メドーレイク南西部の恒久的な地質貯留地点へ接続されます。この大規模CO2ハブ資産は、地域内の他の生物起源CO2排出源を集約・受け入れ、サービス提供していく拡張機会も見込まれています。

MLTCバイオエナジーセンターは隣接する製材所から出る持続可能な廃バイオマスを燃焼し、再生可能な電力と熱を生成。ノーススタープロジェクトの第1フェーズでは、バイオエナジーセンターの煙道ガス(同施設の生物起源CO2排出の主な発生源)およびその他の敷地内発生源から、年間最大14万トンのCO2を回収する予定です。

スバンテのプレジデント兼CEO、クロード・ルトゥルノー氏は次のように述べています。「本プロジェクトはスバンテにとってゲームチェンジャーであり、自然と協調しながら機能する検証可能で耐久性の高い工学的炭素除去ソリューションを商用規模へ広げるうえでの重要な節目です。カーボン・アルファのチームを迎え入れることで、ノーススター・プロジェクトで緊密に連携しているMLTCのリーダーシップとともに、高い信頼性を備えたCDRクレジットを商用規模でいち早く届けることが可能になります」

カーボン・アルファの前CEOであるサイモン・ブレガッツィ氏は次のように述べています。「本日は、スバンテ・デベロップメントと力を合わせることで、カーボン・アルファにとって重要な節目となります。私たちはこれまで、拡張可能で耐久性の高いBECCSプロジェクトの開発を通じて、高信頼の二酸化炭素除去を加速することを使命としてきました。世界的に評価され、資本基盤も厚い組織と一体になることで、この使命を、より大きな規模で、より確かな見通しのもと、より大きなインパクトへつなげていけます」

メドーレイク部族評議会(MLTC)の部族長ジェレミー・ノーマン氏は次のように述べています。「メドーレイク部族評議会(MLTC)は、スバンテとカーボン・アルファとともに、ノーススターBECCSプロジェクトの次の段階へ進めることを楽しみにしています。ノーススターは、経済発展と、ライフサイクル全体でのカーボンの持続可能性を後押しし、MLTCがすでに持つグリーンエネルギー基盤や林業関連事業の価値をさらに高めてくれることでしょう。これにより、MLTCに参加するファースト・ネーションが、継続的な経済発展と雇用を生み出し、環境面でのリーダーシップを発揮し、私たちの人々に希望をもたらすことができるでしょう」

この先進的な炭素回収プロジェクトの次のステップは、FEED(フロントエンドのエンジニアリングおよび設計)調査と、試験井の掘削キャンペーンの実施です。用地のリースと試験井ライセンスはすでに取得済みとなっています。本プロジェクトの最終投資決定(FID)は、2027年第1四半期に予定されています。

取引のポイント

  • 事業ユニットへの統合:カーボン・アルファのチームとノーススターBECCSプロジェクト(サスカチュワン州メドーレイク)は、Svante Development Inc.の一部となりました。
  • 先住民パートナーシップ:スバンテはMLTCと進めるノーススターの協業モデルを改めて明確化。参画するファースト・ネーションに対し、地域雇用、技能開発、そして長期的な経済的便益を優先していく予定です。
  • 基準と信頼性:ノーススターは、Puro.earthのGeologically Stored Carbon方法論に沿って進められます。あわせて、厳格なMRVの枠組みを引き続き整備していきます。
  • スケジュール:FIDは2027年第1四半期を予定。試験掘削プログラムの結果と、許認可手続き・規制当局の承認を踏まえ、開発および試運転・立ち上げの更新スケジュールを策定する予定です。

ノーススターについて(サスカチュワン州メドーレイク)

ノーススターは、既存のMLTCバイオエナジーセンターにBECCSを組み合わせたプロジェクトです。本プロジェクトは、バイオマス発電に伴って発生する生物起源CO₂を回収し、圧縮・輸送したうえで、専用の注入井へ送り、安全かつ恒久的な地質貯留を行う設計です。これにより、耐久性の高い炭素除去クレジットを創出します。ノーススターは、予備審査を経てPuro.earthプラットフォームに「Future Facility」として掲載されています。また、先住民による所有とコミュニティ利益を重視した設計を特徴として、カナダのCDR分野でも注目されるプロジェクトです。ノーススターの詳細については次のリンクからご覧ください。https://www.carbonalpha.com/northstar.

メドーレイク部族評議会について

MLTCは1981年に設立され、サスカチュワン州北西部にある9つのファースト・ネーションを代表しています。MLTCは、サスカチュワン州の経済に実質的に参画するための事業投資を行い、州内の地方・遠隔地域における経済的リコンシリエーションを支えています。分配金は100%が9つのファースト・ネーションに還元され、地域の経済成長の促進、居留地内の教育の充実、医療、青少年・高齢者向けプログラム、住宅、その他コミュニティの社会・インフラ面のニーズに充てられます。

スバンテについて

スバンテは、目的志向の炭素回収・除去ソリューションのリーディング企業です。同社は、産業排出ガスや大気からCO2を環境に配慮した方法で回収・除去する、ナノエンジニアリングされたフィルターと、モジュール型の回転接触器装置を開発しています。スバンテは、2025 Global Cleantech 100 Hall of FameおよびTIME & Statistaによる「Top Greentech Companies of 2025」に選出されています。詳細については次のリンクからご覧ください。www.svanteinc.com.

カーボン・アルファについて

カーボン・アルファはカナダの二酸化炭素除去分野をリードする企業で、耐久性が高く高品質な炭素除去を生み出すBECCSプロジェクトの設計・開発・運用を専門としています。2021年に設立され、カルガリーに本社を置く同社は、複数分野にまたがる技術専門家チームを擁し、初期段階の実現可能性検討・エンジニアリングから、建設、運用、クレジット創出までを一貫して担う統合型の炭素貯留ソリューションを展開しています。

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