SS&C、アイルランドでMiFIDライセンスを新規取得し、欧州のウェルスマネジメント機能を拡充

コネチカット州ウィンザー--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- SS&Cテクノロジーズ・ホールディングス（Nasdaq：SSNC）は本日、SS&Cウェルス・サービシズ・ヨーロッパを設立して欧州のウェルスマネジメント事業を大幅に拡大することを発表しました。この事業は、金融商品市場指令（MiFID）に基づき、アイルランド中央銀行による認可を受けています。

このライセンスは、欧州連合のウェルスマネジメント業界に対するSS&Cのサービス提供能力を強化します。これにより、同社はアイルランドから直接、テクノロジーを活用したウェルスマネジメントソリューションのフルサービスを提供できるようになります。この新しい業務は、現在SS&Cが成功を収めている英国のウェルスマネジメント事業をベースとするもので、高度な技術、規制対応の深い専門知識、包括的なサービス提供能力を活用した、欧州全域向けのプラットフォームが誕生します。

ダブリンを拠点とするこの事業は、SS&Cの統合ウェルスマネジメントプラットフォーム、カストディサービス、バックオフィスサービスを通じて、金融機関のウェルスマネジメント業務の近代化および規模の拡大の支援を重点とします。

SS&Cは、アイルランドで550人以上の専門職を雇用しており、すべてのファンド構造を対象とする950億ユーロ以上の資産の他、生命保険および年金商品の資産250億ユーロを管理しています。

「このマイルストーンは、当社が欧州成長戦略において重要な一歩を踏み出したことを示しています」とSS&Cグローバル・インベスター＆ディストリビューション・ソリューションズのグローバル責任者のニック・ライトは述べています。「今回のMiFID認可により、当社の実績あるウェルスマネジメント機能をアイルランドおよび欧州のお客様にも提供する柔軟性が生まれ、お客様の業務の近代化や、変化する顧客と規制の要件への対応をお手伝いできるようになります」

IDA Irelandのマイケル・ローハン長官は次のように話しています。「SS&Cの発表は、金融サービス業界におけるグローバル企業の拠点としてのアイルランドの地位をさらに強化しています。優秀な人材と安定した親企業的な環境の組み合わせが、より広くグローバル市場に進出することを目指す企業を魅了し続けています。SS&Cは、長年にわたりアイルランドで事業を展開してきた結果、同国の金融サービス分野における重要プレーヤーとなっており、今後もパートナーシップを継続していけることを楽しみにしています」

SS&Cは、世界各地3,000社を超える企業のプライベートウェルス6.1兆米ドル以上の資産運用をサポートしています。欧州のウェルスマネジメント市場は、世界の資産運用業界において重要かつ成長著しい領域の代表格となっています。欧州投資信託･資産運用協会（EFAMA）によると、欧州の投資家によるファンド保有額はわずか1年で2兆ユーロ増加し、2024年末には合計18.6兆ユーロに達しました。

IDA Irelandについて

IDA Ireland（アイルランド政府産業開発庁）は、アイルランドへの投資促進機関であり、外国からの投資の誘致および拡大を促す役割を担っています。国際企業の誘致で確かな実績を持つIDA Irlandは、企業がアイルランドで事業を設立および拡大するのを支援するさまざまなサービスを提供しています。IDA Irelandはダブリンに本部を置き、世界各地に事務所のネットワークを展開しており、活気ある持続可能なビジネス環境を醸成することにより経済成長と雇用創出を推進することに注力しています。詳しい情報は、www.idaireland.comをご覧ください。

SS&Cテクノロジーズについて

SS&Cは、金融サービス業界やヘルスケア業界向けのサービスとソフトウェアを提供するグローバル企業です。1986年に設立し、本社を米国コネチカット州ウィンザーに置き、世界中にオフィスを展開しています。世界最大手企業から中小規模企業まで、2万3000を超える金融サービス組織やヘルスケア組織から、SS&Cの専門知識・規模・技術に信頼が寄せられています。

出典：SS&C

SS&C（ナスダック：SSNC）に関する詳細は、 www.ssctech.com をご覧ください。

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